香りは記憶を呼ぶ☆

香りが好き.

香りに敏感.

好きな香りに包まれていたい♡

*

香りって記憶とすっごい繋がってるよね.

記憶をふと甦らせてくれる.

良い事も悪い事もってのもあるかもだけど,

ふと切ない過去の幸せな記憶が甦ったら...

ちょっと過去に呼ばれた感じがして,タイムリープに浸りたい.

*

味覚や嗅覚で記憶を甦らせる事を,プルースト現象っていうんだって.

フランスの作家マルセル・プルーストの小説の中で,

主人公が,マドレーヌを紅茶に浸して口にした時,

その味覚と嗅覚で過去を甦らせるという所から名前がついたらしいです.

*

無意識的記憶...

*

最近は珈琲の香りに包まらせてもらっていて...

この先...いつか珈琲の香りを感じた時,何を思い出すんだろうなぁー.

と...思ったりしてます☆

*

*

*

お時間のある方はちょっとだけどうぞ☆

~失われた時を求めて~

私は何気なく、お茶に浸してやわらかくなったひと切れのマドレーヌごと、

ひと匙の紅茶をすくって口に持っていった。

ところが、お菓子のかけらの混じったそのひと口のお茶が口の裏にふれたとたんに、

私は自分の内部で異常なことが進行しつつあるのに気づいて、びくっとした。

素晴らしい快感、孤立した、原因不明の快感が、私のうちにはいりこんでいたのだ。

おかげでたちまち私には人生で起こるさまざまな苦難などどうでもよく、

その災厄は無害なもので、人生の短さも錯覚だと思われるようになった

――ちょうど恋の作用が、なにか貴重な本質で私を満たすのと同じように――。

というよりも、その本質は私の内部にあるのではなく、それが私自身だった。

*

しあわせな記憶を☆

0コメント

  • 1000 / 1000